10日から日本を訪れているベルギーのフィリップ国王とマティルダ王妃。
フィリップ国王は王太子の時代から、皇太子殿下との交流を深めています。
御二方のご交流の様子は、ブログ「列外派星くず日記」様の10月12日の記事、
「フィリップ国王のご挨拶から見える皇太子ご一家との絆 」
に詳しく出ていますので、ぜひご参照ください。

そして10月11日には両陛下の招待で宮中晩さん会が開かれました。
席上、フィリップ国王はあいさつの冒頭で次のようにお話されました。
 
「天皇皇后両陛下、ならびに、ご皇族の皆様。王妃と私は、両陛下よりのお招き、そしてただ今の天皇陛下のあたたかいお言葉に深く感謝申し上げます。私共は、日本に到着して以来、気配りに満ちたおもてなしの数々に感銘を新たにしております。

 本日の晩餐会は、日本の皇室とベルギーの王室、そして、両国の国民の間の敬意と友情に支えられた長きにわたる関係の歴史に加えられる新たな1ページとなりましょう。故ボードワン国王と故ファビオラ王妃は、両陛下と同じ時代を生きた友人でした。両陛下は故ボードワン国王および故ファビオラ王妃と、時が経るのにしたがい、共感と真摯(しんし)な情愛に満ちた関係を築かれました。これは今日も私たちに引き継がれています。


 私は、過去の公式、あるいは私的な日本訪問を今懐かしく思いおこしております。それらを通して私は日本を少しずつ発見することができました。故ボードワン国王に同行しての私の最初の訪日は1985年にまでさかのぼります。
続いての訪日では、徳仁皇太子殿下のご好意で、日本文化について学ぶ機会もございました。今回の訪日で、皇太子同妃両殿下と再会できましたことをうれしく思います。経済ミッションでの訪日は、私が即位する1年ほど前にマティルド王妃と訪日したのが直近の訪日となりますが、両国の国民の間に多数の実り多い協力関係があることを確認いたしました。」

ベルギー国王訪日に関する報道では、ベルギー王室と両陛下の交流が
これでもかーとばかりに強調されていますが、
フィリップ国王ご自身は、皇太子殿下との交流を、
そして皇太子殿下、雅子妃殿下に再開できた喜びを率直に語られています。

しかしその温かいご交流を引き裂くかのように、宮中晩餐会の席次は
投影片1
美智子さんとアーヤにがっつり挟まれる雅子妃殿下。
ちなみに昨年、アキノ大統領を招待した宮中晩餐会の席次は
投影片2
天皇とアーヤにがっつり挟まれる雅子妃殿下。
ちなみに皇太子殿下は美智子さんと紀子さんに挟まれています。

一昨年、オランダ国王をお迎えして
雅子妃殿下が11年ぶりにご出席になった晩餐会の席次はというと、投影片3
このときはテレビにも賓客とにこやかにお話されるお姿が映っていましたね。
もしかして、雅子妃殿下が海外の方と歓談される姿が気に食わなかったのでしょうか。

英語・フランス語・ドイツ語が堪能で、
未来の外交官候補として外務省で勤務されていた小和田雅子さんは
忙しい身でありながら和食を習いに行ったり書道を学んだりされる、
日本の文化、日本の心を身につけるために努力をされる方でした。

そのお方をがっつり日本人で挟み込み、
海外からの賓客の隣には英語ができないアーヤと
幼児英語しかできない紀子さんを着席させるとは・・・。

参考リンク
「雅子さま 華麗にサミット晩餐会」
(https://www.youtube.com/watch?v=Wny1ujv-yr8)

「各皇族方は、英語が非常に堪能でいらっしゃいますからね。
ほとんど通訳なしでお話になっていらっしゃるわけですね。」


・・・という解説をしている画面では、
アーヤを除く皇族方全員が賓客と歓談されている様子が。
ちなみにサミットの場でアーヤが海外のゲストと歓談している姿は
何と一度も画面に出てきていません。

さて先日の生前退位騒動では
「公務ができなくなったから天皇辞めます」
「摂政は必要なし」
と言い切っておきながら、国民から
「お疲れ様~もう退位でいいですよ~」
「次次代は愛子様でいいんじゃないかな~」
という声が揚がったと見るや、踵を返して公務に出っ張りはじめ、
まだまだ皇太子には任せておけない!とばかりに
茨城くんだりまでベルギー国王を案内するという
非常に見苦しい態度に出てしまった天皇皇后。

雅子妃殿下が長いこと出席をされていなかった晩餐会や園遊会は
天皇・皇后からのご招待という形で催されるものです。
席次も当然のごとく、お二人の意向が反映されます。

席次の件を見てもそうですが、こんなことを続けていると、
十数年にわたる東宮バッシングの出どころについて
色々と勘ぐる人が出てくるのもごく自然のことなのかもしれませんね。